UFC94に出場する郷野選手のケアでラスベガスに来ています
先月も長南選手のケアで来たけど
成田からラスベガスまで約10時間の旅でした。隣に赤ちゃん2人連れたご夫婦が座られて大泣きするもんだから
時差ボケが今回とってもひどく チーム郷野はヨレヨレになりながらベガスのホテルに到着。 赤ちゃんは仕方ないですよね。
そこで、菊田早苗選手と山宮選手と私は突如あのリョート・マチダの父親に話しかけられました。
あのアントニオイノキさんの最後の弟子だったらしい
「私はブラジルに渡り40年以上空手道場を開いている。4人の男児が生まれ全員私が空手を教えた。
三才から両腕ききに鍛えているから対戦相手によってサウスポーに変えたりも出来るんだ。
うちの子は眼を鍛えたからね。その辺のパンチは当たらないよ。」
眠すぎる…眼が半分閉じていたがなんとか
「眼を鍛えるとはどういう事ですか?」
と私が眠さをこらえながら質問する
「眼を鍛えないと眼をつぶってしまうだろ!昔は刀で切られたんだよ。
それだからパンチから逃げれないんだよ。」
横の二人はもう限界に達していて、僅かに返事をする私ので精いっぱい。
オマケに私を格闘家だと勘違いされていて刀で切られる話を暫く聴かしていただいた。
「うちの子(リョート)の顔を見てみて!綺麗な顔してるでしょ。眼を鍛えたからよ。
目を鍛えろ。菊田選手あなたどうやって目を鍛えてる?」
「はぁまぁ いやどーですかねー」
時差ボケで限界の私達は、たじたじ
父の話しはまだつづく。
「うちの子13戦して全勝
今回勝ってタイトルマッチしたいね!!
日本人の血が混ざっている世界チャンピオンが出たらあんた嬉しいだろ!?なー!」
「はー そーですねー」
頼むこの椅子で寝かしてほしい。しかし父の話は止まない。
「キックボクシングと私の空手は25センチ間合いは私の方が長いからリョートには当たらないんだよ。だから一発も顔にパンチ受けてないよ」
「格闘技は科学的何かを追ってもうまくいかない。日本が弱くなったのはそのせいだよ。」
と父は言う。
「もうすぐリョートの格闘技技術の解説本が出るから読みなさい。」
最後に時差ボケで苦しむ菊田選手、山宮選手とそして私達に向かって
「時差ボケに尿療法は確かに効くよ!じゃあっ」
と言って立ち去って行った。なかなかブラジルで日本語がしゃべれないせいか
一方的に機関銃のように喋り倒し立ち去っていった。それにしても強烈な息子想いの親父さんだった。
尿療法かぁ なんだか効きそうな気がする。
インド人もそんなことを言っていたなぁ
眠気のために意識が浅くなっていくのを感じながらそう思った。
意識がハッキリしているときにもう一度お話を伺いたいと思う。
偉大なブラジル格闘技界の父に大変失礼なことをしてしまったかもしれない。
長男は空手世界2位
次男はリョート三男は相撲ブラジルチャンピオン
「四男は?」
と聞くと
目を少しそらし
「・・・・アナウンサー・・・。」
と答えた父
がんばれ!リョート選手 そしてゴーノ選手!